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動脈硬化指数(asi値)が低いとリスクもある

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動脈硬化とは血管が硬くなって弾力性が失われてしまう病気です。
動脈硬化になると内腔にプラークが付着したり、血栓ができたりするので血管が詰まりやすくなります。
その結果、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血などの恐ろしい病気を引き起こすことがあるので注意が必要です。
動脈硬化の主な原因は加齢や老化、高血圧、暴飲暴食や運動不足などの生活習慣の乱れなどです。
暴飲暴食によって脂質や糖を過剰に摂取すると血液中に含まれる脂質や糖の量が増加して血液がドロドロの状態になります。
すると、血管が傷つきやすくなるのですが、傷ついた血管を修復するために血小板が集合すると血流がうまくいかずに血管が詰まってしまうことがあります。
動脈硬化は加齢によって進行するので完全に食い止めることはできませんが、血管年齢を若くすることで症状を改善することは可能です。
そのためにはバランスの取れた食事と適度な運動を積み重ねるなど生活習慣を改善することが大切です。
また、喫煙は動脈硬化のリスクを高めるのでなるべく禁煙を心がけることが大切です。

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動脈硬化の起こりやすさを数値化したものを動脈硬化指数(asi値)といいます。
この数値の計算方法は総コレステロールから善玉コレステロールを引いた値を悪玉コレステロールで割るというもので、4.0以下が正常値とされています。
しかし、現在では直接悪玉コレステロールを測定できるようになったので、悪玉コレステロールを善玉コレステロールで割るという計算方法が使われています。
この新しい計算方法では動脈硬化を予防するには2.0以下、すでに動脈疾患を患っている場合は1.5以下の数値がよいとされています。
動脈硬化指数(asi値)が低い方が動脈硬化にはなりにくいと思われがちですが必ずしもそうとは限りません。
動脈硬化指数(asi値)が低いということは人間の活動に欠かせないコレステロールの値も低いということです。
そのため、動脈硬化指数(asi値)が低いとホルモンのバランスが崩れたり脳に障害が起きやすくなったりするだけでなく、細胞壁の働きが悪くなるので動脈硬化になることもあるのです。
この数値は高くても低くても問題があるのでなるべく適正値に近づけるようにすることが大切です。

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