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動脈硬化と喫煙のメカニズムについて

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動脈硬化は、動脈が弾力性や柔軟性を失ったもので、生活習慣によってコレステロールや中性脂肪などが溜まることで発症します。
心疾患や脳血管疾患のように動脈硬化が関わっているものが日本人における死因の上位に位置しています。
つまり、これらの疾患を予防することで、より健康的に長生きすることができるのです。
そこで気になるのが予防するために何をするべきか、またはしないべきかです。
血管中にコレステロールが溜まる原因のひとつに挙げられるのが喫煙です。
コレステロールには善玉と悪玉の2種類があり、タバコを吸うことで悪玉コレステロールが増えてしまいます。
しかも、問題なのは善玉コレステロールが減るメカニズムにもなっている点です。
善玉コレステロールには動脈硬化を防ぐ働きがあるため、二重の意味で発症しやすくなる原因となっているのです。
喫煙者にとってタバコを止めることは非常に難しいのですが、このメカニズムを知れば禁煙の重要性は明らかです。

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動脈硬化を発症して、血管から弾力性や柔軟性が失われると、血液をうまく循環させることができなくなります。
これは血液を送り出す役割を担っている心臓に余計な負担を与えることになります。
血管の内側に粥腫と呼ばれる塊ができて、血液の流れを妨げてしまうのです。
この粥腫は血液の流れによって剥がれてしまうことがあり、剥がれた粥腫は流れている途中で別の粥腫にせき止められ、より血管を狭めることにもなります。
こうしたメカニズムでどんどん血液の流れが悪くなってしまうのです。
血液は体全体に必要な栄養素や酸素を供給する役割を担っているので、血液の流れが悪くなると体の様々な箇所で機能不全に陥りかねません。
こうしたことが重なってくると心筋梗塞や脳梗塞のような結果に繋がるのです。
飲酒も喫煙と同じようにリスクを高める行為とされていますが、飲酒に比べると、健康面における喫煙のメリットはほとんどありません。
適度な運動やバランスの取れた食事もそうですが、喫煙者はまず禁煙から始めることが大切です。

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