血管が石灰化した動脈硬化を改善する方法
動脈硬化が進行すると血管壁にできた血栓にカルシウムが付着して石灰化し、骨のように固い血管に変化します。
進行すると血管が狭くなってやがて血液が流れなくなったり、動脈瘤ができる場合もあります。
こういった進行した動脈硬化を改善する方法の1つが食生活の改善です。
動脈硬化は高カロリーの食事を摂ると進行するため、脂身の多い肉類を避け野菜や果物、海藻など食物繊維やミネラルを含んだものを多く摂る必要があります。
サバやイワシなどの青魚に含まれているEPAは血流を良くすると共に中性脂肪を減らす働きがあるため、石灰化した血管にも効果的です。
またえごま油やシソ油、くるみなどに多く含まれるオメガ脂肪酸も中性脂肪を減らすので積極的に摂りたい食材です。
また緑黄色野菜に含まれている葉酸は血管に傷ができるのを防ぐ効果があるため、新たな血栓ができるのを防いでくれます。
血管の石灰化を防ぐためにはカルシウムの摂取を抑えたほうが良いのではないかと思う人もいますが、カルシウムが不足すると骨に含まれているカルシウムが血管内に溶け出すので骨が弱くなります。
血管の石灰化を改善する方法としては食事の他に運動が大切です。
運動すると血管が拡張するので血流が良くなり動脈硬化が改善します。
血流を良くするにはウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をするのが効果的で、運動する時間が取れない場合には、意識的に歩くようにしたりエレベーターではなく階段を使うようにするだけでも効果があります。
動脈硬化になる人は肥満の人が多いため、運動して適正な体重を保つことが健康維持には大切です。
動脈硬化を引き起こす原因としてはストレスや喫煙もあげられます。
ストレスがたまったりタバコを吸うと血管が収縮して血流が悪くなるからです。
血管の石灰化を改善するにはストレスをためないことや、禁煙することが必要になります。
自分なりのストレスを解消する方法を見つけておいたり、十分な睡眠をとるように心がけましょう。
睡眠不足は糖尿病になるリスクを高め血栓ができやすくなるだけではなく、太りやすくなるので注意が必要です。
