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動脈硬化に対するワーファリンの作用と注意点について

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動脈硬化とは血液のカスのようなものが血管の壁にこびりついてしまい、血液の流れが悪くなっている状態です。
身体は常に一定の酸素や栄養素が血液によって運ばれ、循環することによって正常な機能を保てていますが、血液の流れが悪くなったり、最悪詰まってしまったりすると全身に悪影響を及ぼします。
動脈硬化という病気自体では死に至るなどの重大なことにはなりませんが、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気の引き金にはなります。
そのため、早期に予防することが大切になります。
予防法としては、食生活の改善で血液をサラサラにし、血管を強くすることで柔軟性を保つことが重要となります。
特に脂身の多い肉など動物性脂肪の食べ過ぎや塩分の取りすぎ、飲酒、喫煙に注意し、葉酸を多く含む食品を積極的にとることが大切になります。
それでも改善が困難であるような動脈硬化の場合は内服治療が必要となることがあります。
その際に処方されることが多いのがワーファリンという薬です。

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ワーファリンとは血液が固まるのを予防する作用のある薬で抗凝固薬という部類に入ります。
動脈硬化によって作られた血栓が心臓や脳の血管を詰まらせると心筋梗塞や脳梗塞になるリスクがあるので、できてしまった血栓を溶かし、血液をサラサラにすることでそれらの発症を予防するという作用があります。
ワーファリンという薬は正しく内服する必要がある薬です。
必ず医者から指示された量を守って飲むことが大切です。
また、飲み忘れがないように毎日同じ時間に飲むようにします。
万が一飲み忘れた際には飲み忘れた分を一緒に飲むことはしないようにします。
また、ワーファリンを内服しているときには避けなければならない食品があります。
それは納豆です。
納豆に含まれるビタミンK2とワーファリンの効果が拮抗してしまうので薬の作用が減弱することがわかっているためです。
ビタミンK2を豊富に含む食品は納豆だけでなく、海藻、青汁、クロレラ、ほうれん草、レタスなどもあるので食事の際には注意が必要です。

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